kiyukatabのブログ

主にEPオフロードについて書きますが、たぶん参考になりません

5月1週目練習

 この日の天気予報は下り坂ということで初めから外ラジはあきらめ、いつものチャンプへ。路面のほうは気温も高く路面も乾いてきて、グリップの良し悪しで言うと砂が多くて「良くはない」ということになるとは思いますが、路面ギャップが少ない分不確定要素が一つ減りますから、前回に引き続きダンパーのテストをするにはちょうど良い状況だとも言えます。

まだ穴らしい穴は少ないクリーンな路面。バックストレートのブレーキポイント、ホームストレートエンドヘアピンの立ち上がりと計測前に若干の荒れがあるくらい。

路面も締まってひび割れて来て、ブルーグレーのタイヤ痕がつくようになってきた。

 今回も13㎜ショック+13㎜スプリングの検証の続きです。というのも可能性は感じなくはないし、安定感というか運転の楽さのようなものがあるのに、ベストラップが出ないというのは何か?

 トップドライバーどうしてるんだろ?ということで前日夜におなじみのpetitrcにセットアップシートを見に行きました。

 ざっと見た感じ、小さめの穴になる1.5㎜や1.6mmを3穴で使う方向と、標準リアのピストンに1㎜の穴を追加であけたり、同じくリアのピストンを1.9mmの2穴にするなど穴径を大きく方向での対応で、いずれにしてもダンパーピストンをキット標準(前1.6㎜2穴2㎜厚、後1.7mm2穴2㎜厚)そのままで使っている方はかなり少ないという印象。

 いずれにせよ、既製品はなく加工が必要。本当はリアの1.9mmを試したかったのですが手持ちのドリルがなかったため、追加でF用に1.5mmとR用に1.6mmのピストンを買ってそれぞれ穴を1つ追加して3穴に(フロントは1.5mmがなかったので1.4mmで対応)。これも穴位置が均等でないのでちょっと気持ち悪いですが、良しとします(ブランクの13㎜ピストンってあるのでしょうか。。)。

 それよりなにより、ピストン交換の過程で改めてダンパーを組みつけていて感じたのは、シャフト部のフリクション。オイルを入れずトップの蓋を開けた状態で、Oリングを収めるキャップを緩めて動かしたときと、全閉めで動かしたときとでシャフトの渋さが変わってくるのです。

 この部分は対応する時間もなく、まずは3穴の13㎜ショック+13mmスプリングと12mmショック+V1スプリングをとっかえひっかえでテストをします。

 13mmのF1.5mm3穴R1.6mm3穴とF1.7mm2穴R1.8mm2穴との比較になりますが、フィーリングとしては前者のほうがさらに好感触です。走行前に組み替えてしまったので直接比較ではないですが、硬さがさらに固すぎずちょうどよい感じです。

 そして13mmでいいところはホームストレートでスピードに乗った時のフィーリングがとても良く楽なところです。実車のインプレで「分厚い絨毯の上を走っているかのような」といった言い方をよく耳にしますが、恐らくそれに近い感じ。また路面のスムースさもありますが、4本のショックの存在感というか太さをより強く感じることができます(実際太いのですが)。今のレイアウトにはないですが大きなコーナーなどもおそらくメリットを感じるのではないのでしょうか。

 逆によろしくないところは、スロットルを入れた時に一瞬車の動きがつかめなくなる感じになるところ。これは以前のエントリーでも書きましたが、「裏切られる」といったところとにつながる部分。具体的には、インフィールド奥側のジャンプを踏み切る瞬間に車の飛んで行く方向が制御できなくなるような印象でここでミスって着地がイン側にコースアウトしてしまう率が高くなるのです。ベストラップのほうも0.2~0.3ほど遅いです。

 この原因については走っているときには気づきませんでしたが、後になって思ったのは、スロットルを入れた時の初期のショックの動き出しがリニアさに欠けているからではないのかなと考えました。

 駆動はリニアに出ているのに初期のダンパーの動きが不規則なために路面へ伝わるトラクションも、極端に表現すると「不規則な階段状」にかかっている状態でその結果車の動きがつかめなくなる印象です。

 これは前述したダンパーを組んだ時のフリクションがこの原因ではないかという疑いを持つようになりました。

 こんなことはきちんとした車づくりをしている人にとっては走る前の段階のことなのかもしれませんが、路面がこの日のような砂が多少あれど車の動きがわかりやすい状況でなければこの感触は掴めなかったように思います。

 というわけでこれからダンパーをバラしてきれいに動くにはどうすればいいか対応を考えてみたいと思います。

 ダンパーは本当に微妙で影響が大きいです。